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2016年12月14日水曜日

抵抗と感情の演技を活用して得た活動改善の萌芽 上

抵抗と感情の演技を活用した心トレーニングを行い、趣味活動改善の萌芽を得つつありますので、記録しておきます。

心トレーニングのテーマは「ブログ活動のまとめ」です。

ブログ活動を6年間行ってきて、3年目頃からその活動をまとめたい(論説やサイトにしたい)という気持ちが強まってきているのですが、それが実現できないという幸福否定現象があります。

この幸福否定現象を対象に心トレーニングをおこないました。

その様子を順番に記述します。

1 まとめることのうれしさの列挙

ブログ記事をまとめるとどんなうれしさがあるのか、出来るだけ網羅的に考え着くものすべてを列挙していみました。

ブログ記事まとめのうれしさ列挙例

・社会的に自分の存在や能力を誇示できる。
・一旦まとめることにより、次の作品作り(検討、学習、研究)の礎をつくることができる。
・作品を作るまでに分析や表現に関する各種パソコン技術、知的生産の技術の習得が必要であり、それが楽しい。
・作品を作るには膨大な情報を処理する必要があり、その能力開発が必須であり、それが楽しい。
・作品をつくることにより、掲載サイト訪問者が増え、趣味活動が励まされ、促進できる。
・作品をつくることができるという自分の能力を確認でき、発展できる。
・作品をつくるエネルギー発揮を家庭生活等と調和させる必要があり、その調和能力向上が楽しい。
・作品をつくるためには本格的研究的取り組みにより補強する必要が生まれ、本格研究の道に入る。
・作品をつくるために専門家のアドバイスを得た方がより良いものになり、その活動は楽しい。
・作品をつくる過程で読者の方々と交流すれば楽しい。
・2013年に作品をつくると決意してそれが失敗して、その失敗を挽回することができ、自信が生まれる。
・作品をつくるためには日々の散歩でそのことについて継続して思考する必要があり、散歩の思考が充実する。
・これまでの活動を体系的整理すること自体がチャレンジャブルで楽しい。
・作品をつくり公表することで、市民や行政に新たな参考資料を提供し、影響力を発揮できる。世の中に一石を投じることができる。
・作品をつくることで共鳴者とグループをつくり、市民活動展開の礎にすることができる。

2 抵抗を利用したうれしさの計測

列挙したうれしさについて、そのうれしさを深く実感してみました。

うれしさについて深く実感できるもの、あまり実感できないものがあります。

また実感しようとすると睡魔が襲ったり、眉毛や鼻を無意識に触りたくなったり、お茶を飲みたくなったり、別の興味が頭に浮かぶものもあります。

つまり、最初列挙したうれしさについて、自分の心が「その通り」と感じているものと、「抵抗」しているものがあることが判ります。

その結果を2段階で表示します。

●●はうれしさを深く実感できるもの。
●はうれしさをあまり実感できないもの、あるいは肉体的心理的抵抗が生まれるもの。

●社会的に自分の存在や能力を誇示できる。
●●一旦まとめることにより、次の作品作り(検討、学習、研究)の礎をつくることができる。
●●作品を作るまでに分析や表現に関する各種パソコン技術、知的生産の技術の習得が必要であり、それが楽しい。
●●作品を作るには膨大な情報を処理する必要があり、その能力開発が必須であり、それが楽しい。
●作品をつくることにより、掲載サイト訪問者が増え、趣味活動が励まされ、促進できる。
●●作品をつくることができるという自分の能力を確認でき、発展できる。
●作品をつくるエネルギー発揮を家庭生活等と調和させる必要があり、その調和能力向上が楽しい。
●作品をつくるためには本格的研究的取り組みにより補強する必要が生まれ、本格研究の道に入る。
●作品をつくるために専門家のアドバイスを得た方がより良いものになり、その活動は楽しい。
●作品をつくる過程で読者の方々と交流すれば楽しい。
●●2013年に作品をつくると決意してそれが失敗して、その失敗を挽回することができ、自信が生まれる。
●●作品をつくるためには日々の散歩でそのことについて継続して思考する必要があり、散歩の思考が充実する。
●●これまでの活動を体系的整理すること自体がチャレンジャブルで楽しい。
●作品をつくり公表することで、市民や行政に新たな参考資料を提供し、影響力を発揮できる。世の中に一石を投じることができる。
●作品をつくることで共鳴者とグループをつくり、市民活動展開の礎にすることができる。

3 うれしさ計測結果の分析・考察

うれしさを能力開発、社会的誇示、交流、社会的影響の4つに大分類して、それごとに計測結果をみると次のようになります。

能力開発
●●一旦まとめることにより、次の作品作り(検討、学習、研究)の礎をつくることができる。
●●作品を作るまでに分析や表現に関する各種パソコン技術、知的生産の技術の習得が必要であり、それが楽しい。
●●作品を作るには膨大な情報を処理する必要があり、その能力開発が必須であり、それが楽しい。
●●作品をつくることができるという自分の能力を確認でき、発展できる。
●作品をつくるエネルギー発揮を家庭生活等と調和させる必要があり、その調和能力向上が楽しい。
●作品をつくるためには本格的研究的取り組みにより補強する必要が生まれ、本格研究の道に入る。
●●2013年に作品をつくると決意してそれが失敗して、その失敗を挽回することができ、自信が生まれる。
●●作品をつくるためには日々の散歩でそのことについて継続して思考する必要があり、散歩の思考が充実する。
●●これまでの活動を体系的整理すること自体がチャレンジャブルで楽しい。

社会的誇示(社会に認めてもらう)
●社会的に自分の存在や能力を誇示できる。

交流
●作品をつくることにより、掲載サイト訪問者が増え、趣味活動が励まされ、促進できる。
●作品をつくるために専門家のアドバイスを得た方がより良いものになり、その活動は楽しい。
●作品をつくる過程で読者の方々と交流すれば楽しい。
●作品をつくることで共鳴者とグループをつくり、市民活動展開の礎にすることができる。

社会的影響(影響力ある情報の発信)
●作品をつくり公表することで、市民や行政に新たな参考資料を提供し、影響力を発揮できる。世の中に一石を投じることができる。

うれしさを本当に実感できていたのは能力開発の面だけであったことが判りました。

ふりかえると、社会的誇示に関して積極的に発表するなどの意欲にこれまで欠けていました。

また交流も最小限にしてきています。

社会的影響も限定してしまっています。

社会的誇示、交流、社会的影響は相互に関係していますから、まとめて社会性といえると思います。

その社会性の面で幸福否定が存在していることが見えたといえます。

ブログ記事作成において、自分の能力開発には抵抗はなかったけれども、社会の中で交流して、自分が見つけた情報を社会に知らしめ、社会にそれを有益情報として活用してもらうという面で、幸福否定が存在していたと気が付くことができました。

4 これまでまとめられなかった理由とその考察

これまでなぜブログ記事をまとめる活動が成功しなかったのか、その理由を列挙してみました。

・興味が日々のブログ記事に向かい、まとめの興味が継続しなかった。
・ブログ記事作成で手一杯であり、まとめに裂く時間がとれなかった。
・まとめのための、過去記事整理が膨大な作業であり、作業を始めたが頓挫した。
・興味を抽出するという作業を始めたが、入口で興味を失った。
・まとめ作業を継続する興味継続の仕掛がなかった。
・まとめ作業に期限がないから、そのまま放置した。
・まとめ作業をしないことに対する外圧がなかった。

以上を要約するとつぎのようになります。

◆まとめより楽しいこと(日々のブログ記事作成)があり、それで手一杯であった。
◆まとめ作業に対するうれしさ・楽しさの実感を創出できなかった

まとめ作品をつくることで生まれる社会的影響力発揮に対する幸福否定が存在していたと推察できます。

まとめ作品をつくることに関する技術開発とか能力開発とか、自分の能力開発に対する幸福否定ではなく、作品が持つ社会的影響力を否定してきたようだと感じます。

論理ではまとめ作品をつくることの大切さを理解しながら、感情面では、社会的影響力を発揮するような自分の存在を、内心が否定してきたから、まとめ作品が実現しなかったと考えることができます。

5 この事例における幸福否定

以上の心トレーニングにより、この事例における幸福否定の本質はそれによって社会関係を狭め、弱め、破壊することにあるように感じます。

そうすることによって、社会性に関する自分の能力や自信を否定し、一種の問題を起こしているのだと思います。

この事例の場合、内心が行う幸福否定の真の目的は本人の社会関係の制限や破壊であるような気がします。

この事例の解釈は抵抗を指標にして一応はできたと直観できました。

次の記事で、この事例を感情の演技で解決していくプロセスの最初段階の様子を記録します。

風景

2016年7月31日日曜日

自分を満足させる作品を作る時強い抵抗が現れる

笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版)の第3章「“幸福否定”から見た異常行動や症状の仕組み」の大項目「幸福否定による現象② 自分の進歩や成長を嫌う」で述べられていることを自分の視点から要約した上で、感想をメモします。

●幸福否定による現象② 自分の進歩や成長を嫌う 要約

ア 締め切り間際まで着手が難しい事柄は個人差がある

・事務的メールと文学作品を書くのでは難易度が異なり、文学作品を書くことが一般に先送りされやすい。

・原稿は書けるが、礼状を書けない人がいる。その人は礼状を書いて人に信頼されることに抵抗を持っている。

・月刊誌原稿は書けるが、それをまとめた単行本原稿のチェックを先送りして図書発行が出来なかった人がいる。その人は自分の研究や著書が評価されることによる喜びに抵抗があった。

イ 締め切り間際の集中と能力発揮の理由

締め切り間際の集中と能力発揮の理由
笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版)から引用

・時間の余裕がある時には着手が難しいのに対して、締切りまぎわになるとそれが急速に容易になるのは、時間的ないしは状況的対比で説明できる。

・つまり締切りまぎわまでの長い時間と締切り直前の時間帯とを対比させ、内心が抵抗の強さを一変させる。

・それによって、「計画に従って自発的にとり組むことは自分にとって苦痛だ」と、内心が自分の意識に思い込ませる。

・裏を返せば、本当は、時間の余裕のある段階から、その課題にじっくりととり組み、よいものにしたかったという、強い願望があった。

ウ 創作活動では抵抗が強く現れる

・自分を満足させる作品を作る時、抵抗「産みの苦しみ」が強く現れる。

・反応から逃げて楽な方向へ向かうのではなく、反応が強く出る方向に進めばその分だけ、自分が心から満足できる作品に近づけることができる。

・小林秀雄は、「苦しまなくては、本当の喜びはない」と語った。

エ 内心は人間の根源的幸福を全精力を傾けて否定する

・中原中也は、「常に人は自らで耕さなければならない! すなわ他人を意識することは、夢を即ち生命を壊す。 私は、人と人との習慣的な同意を憎む!」と語った。

・経済的・実利的活動より文化・芸術・科学・探検など未知や未踏の課題に取り組むことの喜びは人間として極めて重要な営みである。

・この重要な営み、つまり人間の根源的幸福を内心が全精力を傾けて否定する

●メモ

ア 反応が出る方向に進む必要性がある

・「締め切り間際まで着手が難しい」という幸福否定現象の解決方向のヒントとして、「反応から逃げて楽な方向へ向かうのではなく、反応が強く出る方向に進めばその分だけ、自分が心から満足できる作品に近づけることができる。」ということが書かれていることに注目したいと思います。

・反応が強く出る方向が、自分が真に満足できる方向であるという情報は自分にとって極めて有益だと思います。

・昨日、ブログ記事を書いていて、眠気を払うことが困難でした。仕方なく、WEBでニュースを読み出したら、それまでの眠気はうそのように消失しました。

・この眠気の急速な消失で、眠気は前夜の睡眠時間が足りなかったと考えていたのですが、そうではなく、自分が本当にしたいことに対する強い抵抗であると直観できました。

・眠気が強い時、あるいは趣味活動に対する興味が薄れて別の刹那的行動(テレビを見るなど)に移りたくなった時、趣味活動に飽きた時などの瞬間に、「趣味活動の重要な興味に対する取り組み」が浮かび上がっていて、それを内心が打ち消そうとしている可能性が濃厚です。

・眠気、興味減退、飽きなどの現象が逆に活動の重要局面を暗示している指標になるということになります。自分の人生では、革命的思考といってもいいと思います。

イ 反応を避けないで、反応と対峙・共生する必要がある

・自分の趣味活動も創作活動の一環であることに間違いはありません。

・社会の評価を求めるのではなく、自分の満足感のための趣味活動ですから、反応が出やすい部類の活動ということになります。

・従って、自分の活動には、反応(苦しみ)と活動の喜びがセットで存在しているということになります。

・反応(苦しみ)無しで活動の喜びだけを甘受しようという虫の良い話は、幸福否定現象を人の心が備えている以上、無いということです。

・反応と対峙・共生する具体的方法は、現時点では笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版)を学習しながら、自分で編み出す必要があると考えます。

・同時に反応と対峙・共生した創作関係者の事例は無数にあるのですから、その無数の事例から学べるものはたくさんあるに違いありません。

花見川風景 2016.07.31 早朝





2016年7月8日金曜日

抵抗の状況的対比現象の入れ子構造とその見える化

2016.07.06記事「抵抗の対比の入れ子構造」で、自分が体験した長期単純作業における状況的対比現象に入れ子構造があることを説明しました。

1 参考 抵抗と状況的対比について

ここで、抵抗とは私の意識がある事を成し遂げようとするとき、その実現を阻もうとする内心(無意識)の働きです。

状況的対比とは、本人(の意識)が計画的自主的に物事を行おうとする時、それがいかに困難で不愉快なことであるか意識がさとるに好都合な時に抵抗が発現し、そうでない時には抵抗が弱まるあるいは発現しないという仕組みのことです。

つまり意識が計画的自主的に物事を進めようとするとき、内心がより効果的な場面で抵抗して意識をこらしめ、物事の実現を阻みます。

そして状況が変わると抵抗を止めて、その抵抗強弱の対比を際立たせます。

その対比により、より効果的に意識の計画的自主的活動の気運を殺ごうという仕組みです。

(笠原敏雄著「幸せを阻む病」の抵抗、状況的対比の概念による)


2 状況的対比の入れ子構造を使った抵抗との戦い

抵抗は何が何でも、どんな状況でも、必ず100%発現するのではないようです。

状況的対比という概念にすでに内包されているように、抵抗は発現したり、発現しなかったりします。

具体的には、意識が計画的自主的活動をはじめて、その活動の成算が立たない間に限って出現するようです。

その活動の成算が立てば、つまりこの活動は「できる」「もらった」「取った」などの感情で直観できるようになれば、抵抗は霧散するようです。

このことから、状況対比現象を利用することによって実生活を改善することが可能であると考えます。

つまり、その活動の成算(完成見込み)が立つまではひたすら抵抗(眠気、億劫感、…)と戦って耐えて、活動を継続することです。

しかし、大きな活動ではその成算が立つまで抵抗と戦って耐えることは困難です。

ところが、状況的対比には入れ子構造があることが判りました。

大きな活動でも、活動を入れ子状に分割していけば、例えば1年間の活動を毎月の活動に分割し、月の活動を毎日の活動に分割し、1日の活動を幾つかのユニットに分割すれば、その分割毎に状況的対比が出現します。

つまり活動を分割すれば、1年間の活動全体ではなく、1時間の活動である1単位の中で抵抗と戦えばよいのです。

これで抵抗と戦って勝てる条件をセットすることができました。

1単位(1時間)の中なら、抵抗(眠気、億劫感・・・)との闘いに勝てる可能性が強まります。

3 状況的対比を活用した抵抗との戦いにおける見える化の重要性

大きな活動も入れ子状に分割して最終的には扱いやすい1単位(例 1時間仕事)の活動にして、その活動を行った時、その成算が立つまでの間の作業量は、私の場合は3/4(75%)とか80%です。

つまり、作業を始めてからその作業量が75%とか80%に達したことが判れば、ほぼ自動的にその作業単位の成算が立ったことになり、抵抗(眠気、億劫感、…)が解消します。

そこで、私の場合、パソコン画面で出来るだけどこまで作業が進んだのか確認できるようにしました。つまり作業状況を見える化したのです。

単純作業を進めていて、現在どれほど作業が進んだのかわからない状況では抵抗に苦しめられ続けます。

しかし、現在の作業進行度合いが判れば、あとどれだけ作業すれば抵抗が無くなるとわかるので、抵抗に耐えることができます。

私の場合、入れ子状に分割したそれぞれの段階作業で、作業進捗度を見える化しました。

その結果、個人で行うには無謀ともいえる大きな作業(94000小字の表記とルビの電子化、データベース化)を行うことができたのだと思います。

4 私の作業における入れ子構造別にみた状況的対比

次に私の作業における入れ子構造別にみた抵抗の発現と消滅(つまり状況的対比)をイメージ的に示します。

1単位(1時間程度)の作業における状況的対比

1日の作業における状況的対比

参考 毎月の作業の見える化資料

作業全体における状況的対比


2016年7月4日月曜日

長期にわたる趣味単純作業における抵抗の状況的変化

プラス思考実験では抵抗に逃げられてしまったようです。

「実験」というお遊び的な取り組みでは期待通りの成果にはならなかったということです。

実際の趣味活動では大いなる抵抗に合っていて、それを過去に記録していますので、そのメモを「幸せを拒む病」に即して検討してみます。

次のメモはブログ花見川流域を歩く番外編の2016.04.03記事「趣味単純作業における睡魔とその対処法」と2016.04.04記事「睡魔現象の意義」に掲載したものです。

……………………………………………………………………
丸1年かけて千葉県地名大辞典(角川書店)付録小字一覧を電子化して、千葉県小字データベースを作成しました。

その間、長期の無味乾燥単純作業(パソコン入力作業)を継続するためにいろいろな手法を編み出しました。

1 作業の効率化のための工夫を絶えず考えて、小さな工夫でも面倒がらずに実施する。
→工夫することに気が紛れて、いつの間にか作業が進展します。ensembleというソフトを導入した時は実際に特段の効率化がはかられました。

2 頭脳をさして使わない手作業であるので、その作業中の「空いた思考空間」を利用して、別のテーマについて思考する。
→いろいろな思考を展開することができました。また、それで気が紛れて、いつの間にか作業がすすみました。

3 作業中に音楽を聞いて、それを愉しみにする。
→好きな音楽を聴けると思うと、単純作業の拒絶感も少し治まります。

などです。

しかし、眠気には大変悩まさせられました。

毎日、毎日睡魔に襲われるので、その原因と対策についてメモを取りました。

●睡魔の原因に関わる項目
1 前夜の睡眠時間
2 体調
3 作業の単純性
4 作業意義の理解度
→ぼんやり作業に入った時は眠気が激しい?
5 作業の無限継続感
→無限に単純作業が続くと感じると眠くなる。

●睡魔防止策
1 睡眠をたっぷりとる
2 体調管理をしっかりする
3 長時間同じ単純作業が続かないように、工夫する。
4 作業の意義をよく確認してから作業に入る
5 一連作業の区切りを明確にして、一覧表等で作業進捗状況を見える化する。

●睡魔に襲われた時の応急措置
1 睡魔に襲われた時、深呼吸して作業に特段に意識を集中してみる。
2 室内の温度を非快適の方向に調整して、作業環境を劣悪にして、それに耐えるようにして作業する。
3 菓子等を口に入れて、口内に刺激を与える。
→飲み込まないで、刺激を与え続ける。
4 お茶や水を飲む。
5 姿勢をよくする。
→背筋を意識して伸ばして作業する。
6 休息を適時とる。
→1時間に5分程度の定期休息のほか睡魔が襲った時に1~2分休む。

さて、この徹底して悩まされた睡魔も、全体の作業分量が残り2割程度になると、つまり、ほぼ確実に作業を完結できることが予想された時、ものの見事に消失しました。

作業の先が見えたとたんに睡魔現象が私から雲散霧消したのです。

それからは毎日、睡魔に悩まされることなく、単純作業に集中できました。

これで、睡魔がなぜ存在していたのか、その本質が少しわかってきました。



睡魔の劇的消失から、睡魔現象の意義がよくわかりました。

睡魔現象の意義について次にまとめました。


睡魔現象の意義

睡魔現象の真の原因は前夜の睡眠時間、体調、作業の単純性、作業意義の理解度、作業の無限継続感などではなく、自分の中にある心の仕組みとしての課題設定(抵抗設定、負荷設定)にあったのです。

単純作業には睡魔という単純な課題(抵抗、負荷)が設定されたということです。

おそらく、人が生きるうえでのすべての活動に、それにふさわしい課題(抵抗、負荷)が内部的に設定されていて、意識するかどうかは別ですが、その課題克服(解決)が、生活そのものなのだと思います。

……………………………………………………………………
1年間かかった単純作業は苦痛そのもので、それを緩和するための工夫は以上にメモした通りです。

そして、感動的に体験したことは、個人で行うなどとんでもないと考えていた作業が「完成出来る」と確信できたとたんに、睡魔現象が霧散したことです。

それを上記表のように、心の中にある抵抗勢力の妨害が、抵抗が失敗したと判った瞬間に抵抗を止めたことであると理解しました。


このメモで書いたのと同じような抵抗の強さの時間的変化曲線が笠原敏雄著「幸せを拒む病」に出ていて次のような説明をしています。

抵抗の強さ曲線
笠原敏雄著「幸せを拒む病」から引用

「時間の余裕がある時には着手が難しいのに対して、締切りまぎわになるとそれが急速に容易になるという変化は、…時間的ないしは状況的対比に当たります。

締切りまぎわまでの長い時間と締切り直前の時間帯とを対比させ、内心が抵抗の強さを一変させるわけです。

したがって、この課題を先送りしてきた理由は、「計画に従って自発的にとり組むことは自分にとって苦痛だ」と、内心が自分の意識に思い込ませることにあったということです。

裏を返せば、本当は、時間の余裕のある段階から、その課題にじっくりととり組み、よいものにしたかったという、強い願望があったことになるでしょう。」(笠原敏雄著「幸せを拒む病」から引用)


締め切り間際まで着手が難しい現象は内心が長い時間と直前の時間を対比させて、長い時間では抵抗を強くし、直前の時間では抵抗を弱めて、結果として計画的に物事を進めることは苦痛だということを思いこませようとしているという説明です。

この説明と同じ説明を私の体験にも当てはめることができると考えます。

つまり、次のように説明できると考えます。

私の内心は、残作業量が膨大に見えている状況と残作業量が確実に消化できる状況とを対比させ、抵抗の強さを一変させた。

残作業量が膨大に見える状況では抵抗を強くし、残作業量が確実に消化できる状況では抵抗を弱めて、結果として計画的自発的に作業に取り組むことは苦痛であることを思いこませようとした。

抵抗がどのようなものであるか、その一端を解釈できました。

2016年6月29日水曜日

片付けの先延ばし

笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版、2016.06)第1章「身近な出来事に潜む"幸福否定"」の2番目の例は「部屋の片づけも、つい先延ばししてしまい、なかなかできない」ということです。

ご多聞にもれず、私も書斎の片づけができません。

片付けようとするのですが、片付けより優先順位の高い活動があるのに、何もいまさら片付けに時間をとることもないだろうという理屈がいつも勝っています。

笠原敏雄さんは、「片付けが難しいのは、自分の家や自分の部屋を、自発的に片づけようとするときにほぼ限られます。」と断じて、この問題について要旨次のような説明をしています。

外部から要請があった時、例 友人が遊びに来る時など、は比較的スムーズに片づけることができる。

しかし、自発的片付けができない。

そして無理に片づけようとすると他の用事を思い出したり、手に取った雑誌を読みふけったりして片づけに気持ちを向けることができない。

さらに頑張り続けると強い反応(鼻水が出たり、生あくびが頻発したり、眠気が襲ってきたり)が出ていまうことになる。

しかし、片付けを止めれば、こうした強い反応は即座に消えてしまう。

反応はある原因に直面すると急速に出て、その原因から遠ざかると急速に消えるという特徴がある。

片付けができないのは段取りがうまくたてられずに手際が悪いためとして、片付けの技術を教える専門家もいるが、たとえ片付けの技術を身に着けても、片付けに抵抗のある人が自発的に片づけられるようになることはない。

片付けには1部屋をきれいにする、2整理して、ものを効率よく使えるようにする、3自分を前向きな常態におく、などの意味があり、抵抗はこの順に強くなると論じています。


私も、数か月の間片付けをしていない書斎の片付けを早速してみました。

本は床に積み上がり、机や袖机の上も資料が積み上がり、下の方に何があるのかわからない状況です。

カッターを置いて裁断したい本があるのですが、それが出来ないで、我慢の限界に近付いていたのです。

実際に片付けをする前に、まだ外は明るいのに、急に酒が飲みたくなりました。

これも反応の一種だと感じました。

片付け前

片付け後

床に物が積み上がり足の踏み場が限られる状況は無くなりました。普通に歩けるようになりました。

片付けといっても、物を置く場所の余裕が最初からありませんから、書斎の図書や資料が別の場所に新たに積みあがっただけであり、物の移動に過ぎないものです。

それ以上の本当の整理をする気力は、他の用件がいろいろと「思い出されて」、生まれませんでした。

鳴り物入りで片付けを始めたのですが、その意味は、上記の1部屋をきれいにするの段階で終わってしましました。2整理して、ものを効率よく使えるようにする、3自分を前向きな常態におくなどには到底届きませんでした。

なお、抵抗も確かにあるのですが、図書や資料を収納する空間があれば床にそれらを積み上げるということはなくなると思います。

自分の場合は空間の絶対量が少ないことが問題であり、あるいは狭い空間を有効に使う超絶技術が無いだけである、とも自己弁解します。

形ばかりの片付けでしたが、久しぶりの片付けであり、片付けた大きな脇机の上にカッターを載せて図書の自炊用裁断を行い、目的達成したので、終了後早速アルコールを口にしました。