2016.07.06記事「抵抗の対比の入れ子構造」で、自分が体験した長期単純作業における状況的対比現象に入れ子構造があることを説明しました。
1 参考 抵抗と状況的対比について
ここで、抵抗とは私の意識がある事を成し遂げようとするとき、その実現を阻もうとする内心(無意識)の働きです。
状況的対比とは、本人(の意識)が計画的自主的に物事を行おうとする時、それがいかに困難で不愉快なことであるか意識がさとるに好都合な時に抵抗が発現し、そうでない時には抵抗が弱まるあるいは発現しないという仕組みのことです。
つまり意識が計画的自主的に物事を進めようとするとき、内心がより効果的な場面で抵抗して意識をこらしめ、物事の実現を阻みます。
そして状況が変わると抵抗を止めて、その抵抗強弱の対比を際立たせます。
その対比により、より効果的に意識の計画的自主的活動の気運を殺ごうという仕組みです。
(笠原敏雄著「幸せを阻む病」の抵抗、状況的対比の概念による)
2 状況的対比の入れ子構造を使った抵抗との戦い
抵抗は何が何でも、どんな状況でも、必ず100%発現するのではないようです。
状況的対比という概念にすでに内包されているように、抵抗は発現したり、発現しなかったりします。
具体的には、意識が計画的自主的活動をはじめて、その活動の成算が立たない間に限って出現するようです。
その活動の成算が立てば、つまりこの活動は「できる」「もらった」「取った」などの感情で直観できるようになれば、抵抗は霧散するようです。
このことから、状況対比現象を利用することによって実生活を改善することが可能であると考えます。
つまり、その活動の成算(完成見込み)が立つまではひたすら抵抗(眠気、億劫感、…)と戦って耐えて、活動を継続することです。
しかし、大きな活動ではその成算が立つまで抵抗と戦って耐えることは困難です。
ところが、状況的対比には入れ子構造があることが判りました。
大きな活動でも、活動を入れ子状に分割していけば、例えば1年間の活動を毎月の活動に分割し、月の活動を毎日の活動に分割し、1日の活動を幾つかのユニットに分割すれば、その分割毎に状況的対比が出現します。
つまり活動を分割すれば、1年間の活動全体ではなく、1時間の活動である1単位の中で抵抗と戦えばよいのです。
これで抵抗と戦って勝てる条件をセットすることができました。
1単位(1時間)の中なら、抵抗(眠気、億劫感・・・)との闘いに勝てる可能性が強まります。
3 状況的対比を活用した抵抗との戦いにおける見える化の重要性
大きな活動も入れ子状に分割して最終的には扱いやすい1単位(例 1時間仕事)の活動にして、その活動を行った時、その成算が立つまでの間の作業量は、私の場合は3/4(75%)とか80%です。
つまり、作業を始めてからその作業量が75%とか80%に達したことが判れば、ほぼ自動的にその作業単位の成算が立ったことになり、抵抗(眠気、億劫感、…)が解消します。
そこで、私の場合、パソコン画面で出来るだけどこまで作業が進んだのか確認できるようにしました。つまり作業状況を見える化したのです。
単純作業を進めていて、現在どれほど作業が進んだのかわからない状況では抵抗に苦しめられ続けます。
しかし、現在の作業進行度合いが判れば、あとどれだけ作業すれば抵抗が無くなるとわかるので、抵抗に耐えることができます。
私の場合、入れ子状に分割したそれぞれの段階作業で、作業進捗度を見える化しました。
その結果、個人で行うには無謀ともいえる大きな作業(94000小字の表記とルビの電子化、データベース化)を行うことができたのだと思います。
4 私の作業における入れ子構造別にみた状況的対比
次に私の作業における入れ子構造別にみた抵抗の発現と消滅(つまり状況的対比)をイメージ的に示します。
1単位(1時間程度)の作業における状況的対比
1日の作業における状況的対比
参考 毎月の作業の見える化資料
作業全体における状況的対比
2016年7月8日金曜日
2016年7月6日水曜日
抵抗の対比の入れ子構造
2016.07.05記事「抵抗の時間的状況的対比に関する感想」で私が体験した長期単純作業におけるしつこい眠気と最終段階における眠気消失が抵抗の状況的対比現象であることを学習しました。
そして、その現象は対比という概念で捉えられてのですから、原理として最後の最後まで眠気に襲われ続けてお終いになってしまうことはなく、相が変化すれば眠気はなくなるのことを知りました。
私の体験はそのものであったのでした。
上記記事で書いたことは14か月に及ぶ単純作業全体の様子を述べたものです。
しかし、期間をもっと短くとってみると、そこにはまた別の規模の小さな状況的対比が入れ子としてありますので、それを抜き出して確認し、状況的対比が入れ子構造になっていることの意義を検討します。
1 状況的対比の入れ子構造
千葉県の小字94000の電子化作業を開始したのが2015年2月です。
強烈な眠気を伴う困難な作業を何度もの中断をはさんで続けました。
そして2016年2月になると残作業量が残り20%程度になり、「もう少し頑張れば自分の力だけで100%作業できる。挫折しないで完了できる。」と直観しました。
この直観を得たその瞬間から眠気がうそのように全くなくなりました。
その翌日もさらに翌日も…、もう眠気が襲うことはそれ以降ありませんでした。
この長期の期間における状況の変化による眠気による妨害と、眠気の退散が1番目の対比です。
実際の小字電子化作業は準備作業2か月、市町村別作業12か月計画とし、12か月は4期に分け、Ⅰ~Ⅳの各期に千葉県54市町村を割り振りました。
Ⅰ期~Ⅲ期は眠気は激しい期間でしたが、今から思い出すと各期の作業が進んでその期の作業ノルマの残量が少なくなると、作業スピードが上がりました。
全体の作業を区切った分割期間について、状況的対比が起こっていたと考えます。
つまり、その期の作業ノルマの残量が多い時は眠気も激しく、1日のうちで作業を長時間継続することは困難でしたが、作業ノルマ残量が減ると、それを達成できる予測がたち、作業を長時間継続することが苦では無くなります。
自分が設定した作業計画ですが、それに対応して状況的対比が現象として起こっているのです。
つまり、入れ子構造で状況的対比が起こっているのです。
この入れ子構造の状況的対比は市町村単位でも存在します。
ある市(例千葉市)の作業を開始した時は苦しく、残りの作業量が20%くらいになれば、千葉市の作業はもうすぐ終わると直観できて、作業はとても楽になります。
つまり内心の抵抗の強の状況的対比が観察できるのです。
入れ子構造はさらに何段階にもわたって存在します。
朝、本日の作業計画をリスト化して作業を始めます。
睡魔との戦いが早朝から始まります。
そして夕方になると、リストの大半ができていれば、本日の作業の残りは少しだからと直観して眠気は退散します。
作業の多くが残ったとしても、後1時間だけで作業は止めようと決めると、不思議に眠気は退散します。
内心の抵抗の状況的対比がここでも観察できると思います。
このように内心の抵抗の状況的対比は何層にもわたって入れ子構造になっていることを体験的に確認できました。
2 状況的対比の入れ子構造の意義
状況的対比が入れ子構造になっているということから、内心が自分に及ぼす抵抗(邪魔)に対処する方法もまた入れ子構造であるということが判ります。
自分の内心が自分自身に及ぼす悪影響に対処していくためには、大きな抵抗にではなく、小さな抵抗に対処した方が有効であると考えます。
例えば、94000小字の電子化を前にして目がくらむような、足がすくむような抵抗に対処するより、100の小字の電子化という局面を作り出し、その時発生する眠気やさぼり心に対処する方が成算があります。
状況的対比の入れ子構造を逆手にとって、抵抗に対処することが一つの重要技術になりそうです。
参考 角川千葉県地名大辞典付録小字一覧の1ページ
そして、その現象は対比という概念で捉えられてのですから、原理として最後の最後まで眠気に襲われ続けてお終いになってしまうことはなく、相が変化すれば眠気はなくなるのことを知りました。
私の体験はそのものであったのでした。
上記記事で書いたことは14か月に及ぶ単純作業全体の様子を述べたものです。
しかし、期間をもっと短くとってみると、そこにはまた別の規模の小さな状況的対比が入れ子としてありますので、それを抜き出して確認し、状況的対比が入れ子構造になっていることの意義を検討します。
1 状況的対比の入れ子構造
千葉県の小字94000の電子化作業を開始したのが2015年2月です。
強烈な眠気を伴う困難な作業を何度もの中断をはさんで続けました。
そして2016年2月になると残作業量が残り20%程度になり、「もう少し頑張れば自分の力だけで100%作業できる。挫折しないで完了できる。」と直観しました。
この直観を得たその瞬間から眠気がうそのように全くなくなりました。
その翌日もさらに翌日も…、もう眠気が襲うことはそれ以降ありませんでした。
この長期の期間における状況の変化による眠気による妨害と、眠気の退散が1番目の対比です。
実際の小字電子化作業は準備作業2か月、市町村別作業12か月計画とし、12か月は4期に分け、Ⅰ~Ⅳの各期に千葉県54市町村を割り振りました。
Ⅰ期~Ⅲ期は眠気は激しい期間でしたが、今から思い出すと各期の作業が進んでその期の作業ノルマの残量が少なくなると、作業スピードが上がりました。
全体の作業を区切った分割期間について、状況的対比が起こっていたと考えます。
つまり、その期の作業ノルマの残量が多い時は眠気も激しく、1日のうちで作業を長時間継続することは困難でしたが、作業ノルマ残量が減ると、それを達成できる予測がたち、作業を長時間継続することが苦では無くなります。
自分が設定した作業計画ですが、それに対応して状況的対比が現象として起こっているのです。
つまり、入れ子構造で状況的対比が起こっているのです。
この入れ子構造の状況的対比は市町村単位でも存在します。
ある市(例千葉市)の作業を開始した時は苦しく、残りの作業量が20%くらいになれば、千葉市の作業はもうすぐ終わると直観できて、作業はとても楽になります。
つまり内心の抵抗の強の状況的対比が観察できるのです。
入れ子構造はさらに何段階にもわたって存在します。
朝、本日の作業計画をリスト化して作業を始めます。
睡魔との戦いが早朝から始まります。
そして夕方になると、リストの大半ができていれば、本日の作業の残りは少しだからと直観して眠気は退散します。
作業の多くが残ったとしても、後1時間だけで作業は止めようと決めると、不思議に眠気は退散します。
内心の抵抗の状況的対比がここでも観察できると思います。
このように内心の抵抗の状況的対比は何層にもわたって入れ子構造になっていることを体験的に確認できました。
2 状況的対比の入れ子構造の意義
状況的対比が入れ子構造になっているということから、内心が自分に及ぼす抵抗(邪魔)に対処する方法もまた入れ子構造であるということが判ります。
自分の内心が自分自身に及ぼす悪影響に対処していくためには、大きな抵抗にではなく、小さな抵抗に対処した方が有効であると考えます。
例えば、94000小字の電子化を前にして目がくらむような、足がすくむような抵抗に対処するより、100の小字の電子化という局面を作り出し、その時発生する眠気やさぼり心に対処する方が成算があります。
状況的対比の入れ子構造を逆手にとって、抵抗に対処することが一つの重要技術になりそうです。
参考 角川千葉県地名大辞典付録小字一覧の1ページ
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