2016年11月29日火曜日

感情の演技に類似する有用な活動

感情の演技似活動(感情の演技もどき?)をして、その効果があるように感じています。

2016.11.26記事「感情の演技似活動とその効果」参照

その活動の中で、デジャブを感じました。

怒りを感じた時に、相手が喜ぶことを考えるだけで(実際に相手を喜ばすならばなおさらのこと)、怒りが収まるという心操作技術と感情の演技が似ているという感想です。

この怒り対処の心操作技術は、職業生活で実際に大変有効であった体験をしています。

感情の演技は、自分の喜び(うれしさ)を感じ、自分の内心が行っている否定行動を治めようとしています。

一方、怒り対処法は相手の喜び(うれしさ)を感じ、自分の怒りを治めようとしています。

自分の心の操作として、どこか類似性を感じてしまいます。

2016.09.05記事「怒りを治める方法と感情の演技の相似性」参照

以下、感想レベルでその類似性を列挙してみました。

(感情の演技の例として、締め切り間際まで仕事ができない幸福否定を例としました。)

心操作面で似ている要素

●意識の視野の狭さを広げる

・二つの技術ともに客観的に状況を見てみる機会がうまれる。

・自分の意識の視野の狭さがわかる可能性がうまれ、自分の視界がひらける。

・怒りを感じる自分の心の狭さを感じれば、怒りがばかばかしくなる。

・締め切りまでにするべき活動がうれしいことであると感じれば、さぼることに汲々としていることがばかばかしくなる。

●固まった意識をほぐす

・二つの技術ともに固まった意識(ルート)をほぐし、別ルートで思考する可能性が生まれる。

・別の回答があるかもしれないと考える機会が生まれる。

●内在するうれしさの種を勇気づける、育てる、助長する。

・二つの技術ともに、隠れているうれしさの種がみつかり、それに着目する可能性が生まれる。

●自分や内心から離れている

・相手の喜ぶことを考えることは自分自身のことを考えることから離れることであり、怒りから離れられる。

・うれしい感情を味わうことは幸福否定の感情(内心)から離れること。

●怒りや幸福否定を考えること以外に使う時間が生まれること

・怒りや幸福否定以外のことに時間を使うことにより、その時間だけ怒りや幸福否定から離れることができる。

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追記 2016.11.30

●有用な記憶を思い出す機会がうまれる。

・感情の演技似活動も怒りを治める心的技術も、その過程の中で忘れていた(忘れさせられていた)体験記憶を思い出し、生活の整序に活用できるようになる、ということもあるような気がしていますので、メモしておきます。

・感情の演技や怒りを鎮めることが必要な時は、自分の豊かな記憶にアクセスできないような頭脳上の制約があるように感じています。


風景

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