2016.08.14記事「反応を利用した「本当にしたいこと」探索心理実験 その1」の続きです。
心理実験結果を次に示します。
心理実験結果1/3 ◎ 強い反応あり、○反応あり
心理実験結果2/3 ◎ 強い反応あり、○反応あり
心理実験結果3/3 ◎ 強い反応あり、○反応あり
1 反応観察数
事前に用意した「自分がしたいこと」項目59を1つずつパソコン画面に大きく投影し、1項目20秒ほど眺め、自分に反応がでるかどうか観察しました。
反応は全部で7項目で観察できました。
その項目に意識を集中できないで、眠気をもよおすような反応が6項目、実際に瞬間的に眠ってしまい意識が途切れた反応が1項目で観察できました。
自分の反応を自分が観察するという最初の体験をしたことになります。
2 実験結果の解釈
強い反応がでた花見川流域誌とりまとめは3年程前の趣味活動のメインテーマです。
足で歩いてブログ記事を書く中で、書物からはなかなか得られない地域の情報を自分なりにまとめてみようと考えました。
そして、いろいろと準備をしました。
しかしいろいろな理屈が去来し、そうした中で中断し、忘れられてしまった「したいこと」です。
笠原敏雄先生の理論に従えば、花見川流域誌とりまとめが評価されることによる喜びに抵抗があるということになるのではないかと思います。
自分の進歩や成長を嫌うという幸福否定現象を、自分の心の中であからさまに確認することができました。
普段、自分が意識できない心の深層をこの心理実験がえぐり出したのですから、体全体で驚きました。
弱い反応がでた項目の一つである花見川河川争奪まとめ公表も花見川流域誌とりまとめとほとんど同じように、それが評価されることによる喜びに抵抗があるということだと思います。
ただ、こちらの方はあらかたとりまとめてブログ記事としての情報発信はしていますから、反応が幾分弱かったのだとおもいます。
反応が全くでなかった区分に、この2年間の趣味活動のメイン項目である考古歴史、データベース構築が含まれることに驚きます。
この2年間これらの項目に熱中し、楽しんでいるのですが、それらは「本当にしたいこと」とはすこし違うということが表現されているようです。
3 「本当にしたいこと」心理実験の追試
今回の実験で自分の幸福否定現象を確認できたのですが、この心理実験を条件を変えて何度か繰り返し、追試したいと思います。
次のような追試を行います。
ア 「したいこと」項目をランダム表示して同じ実験を行う。
ランダム表示と体系的表示の違いがあるか?
同じ項目の追試による効果(フィードバック効果)があるかないか?
イ 「したいこと」項目を趣味活動から生活全般に広げて同じ実験を行う。
趣味活動から生活全般に広げて同じ実験を行って、同じような成果(進歩や成長を嫌う心の現象の意識化)が得られるか確認します。
ただし、この実験結果をブログ記事で具体的に報告することはプライバシーの観点からできないと思います。
4 実験結果の活用策
実験結果を趣味活動でどのように活用していくか、その方法に大いに興味が湧きます。
しかし、当面、今回の最初の実験結果を直ちに趣味活動に活かすことは控えます。
実験の追試やこれからスタートする感情の演技結果を踏まえて、じっくり構えて、実験成果を活用することにします。
急ハンドルを切って逆に事故を起こすことにならないように注意します。
「本当にしたいこと」がわかったのですから、中期的には、趣味活動はそちらの方向に大きく舵を切ることになると思います。
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